ミョウバン不使用の「塩水うに」を食す

函館生うにみなさんは、「塩水うに」(写真上)をご存知だろうか? 通常のうには、溶けるのを防ぐためにミョウバン漬けにするのである。よく、うにが嫌いという人に理由を聞くと「苦いから」と答えるのは、このミョウバンが苦くしているのであって、本来のうにの味ではない。そういう方にオススメしたいのが、「塩水うに」である。もちろん、ミョウバン不使用なので苦くない。それどころか「甘い」のである。
そんな「塩水うに」だが、注文してから約1週間はかかるし、北海道からの発送なので着くのは翌々日で、さらに消費期限は到着翌日。海産物なので獲れなければさらに発送は遅れる。今回入手した塩水うには、色・大きさが不揃いの「ワケあり品」なので比較的安く入手できた。

生うに丼さて、食べ方だがシンプルに「うに丼」(写真下)にした。わさびを溶いた醤油をかけて食べる。まずは何もかけずに、うにを食べる。口の中で「とろ~」と溶けるのである。甘みがあって、なんとも言えない旨さが駆け抜けるのだ。
あとは、醤油をかけてガッツリ食べる。アツアツのご飯でうにが徐々に溶けていき、旨さが増していくのだ。たまらなく甘い。これを食すると、ちまたのうにが食べられなくなる、というのは大げさではないようである。え、食べたい? なら、「むらかみ 塩水生うに」で検索しよう。