Ensemble MUSIKQUELLCHEN 第18回演奏会

雨が降りしきる土曜日の荻窪駅の午後。西側にある、杉並公会堂(写真上)大ホールにて、「Ensemble MUSIKQUELLCHEN 第18回演奏会」が行われたのである。4ヶ月ぶりのクラシック音楽鑑賞。目的は、1週間前の大なべちゃん祭りに出演していた、星川 風さん(なんと、パーカッションのパート代表!!)が出ているからである。
ちなみに、この演奏会は無料で自由席。前ほどではないが、受付開始時刻が迫ると長蛇の列。そして、13時15分の受付開始で一気にホール内へ鑑賞客が流れていった。
で、受付に星川さんがいるではないか。受付が一段落したのを確認してから、星川さんに会った。終演後は会えないため、この短い時に話すことができた。良かった。
13時30分、コントラバス・アンサンブル「コンバース」によるロビーコンサート(写真下)が行われた。かなり多くの客が鑑賞していた。曲目はJ-POPを中心にして最後にクラシックで締めくくるという約15分間の楽しい時間であった。もちろん、終われば拍手喝采。さて、ホールに入り、僕は前から5番目の中央の席についた。前回とほぼ同じ位置である。なお、ホール内は撮影ができないため、演奏された曲目について述べる。

14時。チャイムが鳴ると同時に演奏者たちが入場。音調整が済めば指揮者も入場。いよいよである。
まずは、J.シベリウスの交響詩「フィンランディア」op.26から。フィンランド国民の愛国心を強く高揚させる作品。最初は重苦しい雰囲気で始まるが、次第に加速するがごとく作品の意向に相応しく、爽やかな風を届けるかのごとく生き生きした空気を奏でて締めくくった。約10分間があっという間であった。
次に、S.プロコフィエフの交響組曲「キージェ中尉」op.60。実は、この曲でのキージェ中尉はなんと「実在しない人物」なのである。「帝政ロシアの否定」と言うに相応しい演奏で、翻弄される皇帝、実在しない人物をいるかのごとく芝居に奔走する部下、疲弊した部下が死んだことにしてその場を収め、いないことに最後まで気づかぬまま悲しみに打ち拉がれる皇帝、それを面白おかしく意気揚々に盛りたてて哀歌で終わるという心憎い演出を奏でた約25分の物語。
ここで15分間の休憩が入り、後半に入る前の指揮者のプレトーク。これは、次の曲の楽しみ方を一部分の演奏で話されていたのである。約15分のこぼれ話(?)が終わると最後の曲、J.シベリウスの「交響曲第2番」ニ長調 op.43が始まる。フィンランドの涼しい光景、イタリアの暑き魔法的な光景、シベリウスの旅行情景を木管楽器の音色を損なわない周りの演奏で包み込むという、涼しくさせてくれる約40分間の演奏。拍手が鳴り止まない。素晴らしいと言うだけでは足りないほどの演奏であった。演奏者のみなさん、暑い中での心すずまる演奏に多大なる感謝を致します。スタッフのみなさん、お疲れ様でした。