すみだトリフォニーホールで新日響演奏会鑑賞

日曜日の昼からは錦糸町駅西側の、すみだトリフォニーホールにて「第88回新日本交響楽団定期演奏会」が行われた。
遊び人であろう僕が、なぜクラシックの演奏会を鑑賞するかというと、実はアメブロつながりで知った、星川 風さんが今回の演奏会に出演されるからである。
開場20分前に着いたが、約500人はいたであろう客の長蛇の列。いやはや、さすが新日響である。しかも僕にとって初鑑賞が縁起の良い「88」という数字だから、なお嬉しい。
さあ、開場の13時に入場が始まった。僕は前から5番目の、ほぼ中央の席に座った。ちなみに座席の指定は無いので、出演者から見えやすいようにしたいと思い、この位置にしたのである。
13時30分、開演。団員たちが次々と所定の位置につき、音合わせの後に指揮者がステージに立ち、いよいよ演奏開始。
まずは、E.シャブリエ作曲・狂詩曲「スペイン」。約10分と短いながらもスペインの情景をイメージさせるような気分にさせる名曲であった。最初にこの曲を選んだというのもベストチョイスである。
次は、W.A.モーツァルト作曲・ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調K.364。メインの2人のソリストの演奏を周りの演奏が十二分に引き立てるという素晴らしい演奏で、第1楽章と第3楽章の「明」と第2楽章の「暗」の組みあわせが見事に表現されていたといえるものであった。約40分という時間を忘れさせてくれたのも心憎い演出である。
ここで20分の休憩が入ったが、アナウンスで次の演奏の前にプログラムノートを読むと、より楽しめるということなので、もちろん読んだ。これで、ある程度は構図が描けたか。
さて後半は、H.ベルリオーズ作曲・幻想交響曲 Op.14。第1楽章の情熱的な演奏で程よい緊張感のある内容から始まり、ハープの癒やしで一転した雰囲気に包まれた第2楽章は舞踏会を思わせる別世界感覚に心を引き込まされた。第3楽章に入るとステージの上のオーボエの演奏と共に、野原の光景を思わせる演奏に、現実に戻されたかのような感覚に移った。
ここまでが「生」の世界なら、ここからが「死」の世界。第4楽章は、おどろおどろしい演奏でストーリーの主人公が死の岩頭に立たされる状況を如実に再現するかのごとく演奏された。第5楽章は主人公の死後を物語るかの内容であるが、なぜか先ほどの感覚とは異なる力のある演奏で締めくくったのである。これがクラシック音楽のなせる技なのか。
拍手が鳴り止まない。分かる。素晴らしい。団員の皆さん、本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。星川さんに会えたら、もっと良かったが、多忙で会えず。
おっと、もう17時だ。秋葉原に行かなくては。